五山の送り火

<五山の送り火>


車戸 凛子

 世界の観光都市、京都には様々な行事がありますが、京都市全体が盛り上がるのは、何と言っても五山の送り火(通称・大文字焼き)でしょう。

 送り火は、毎年816日の夜8時から行われます。最初は右大文字、5分後に妙法、その5分後に船形、その5分後に左大文字、そしてその5分後に鳥居が点火されます。これが終わると、京都では秋が到来します。

 送り火は、お盆に帰って来た先祖の魂をあの世へ送る仏教の行事とされています。しかし、本来の仏教では、すべてを断ち切るのが解脱・悟りへの道とされ、死者や祖先を無視したので、実は仏教の行事ではありません。一説には、お盆という言葉はペルシャ語の“盂蘭盆会”由来だと言われ、それは祖霊を迎え入れて祀る宗教行事です。

 ペルシャと言えば、ユダ王国の二支族が捕囚されたバビロン捕囚が思い浮かびます。そして、ヘブライの有名なモーゼは、柴が燃え上がっている炎の中で主の使いを見ました。また、やや時期がずれますが、ユダヤ暦715日(西暦では9月から10月)の仮庵(かりいお)祭の時には、エルサレムの神殿の庭に巨大な灯火が設置され、神殿自体も大きな燭台で照らされました。ならば、ユダヤと関係がある行事なのでしょうか?

 

 一説には、鳥居の形はヘブライの神"YHWH"をヘブライ語で表して積み重ねたもの、とも言われています。

 この文字は、炎のように燃えているような感じがします。ならば、送り火の「燃える鳥居」はぴったりです。

 そうすると、右隣の左大文字は、最初にエルサレムに神殿を建設したソロモン王に因んだソロモンの星(五芒星)のようにも見えてきます。そして、船はラテン語で"arca"ですが、これには「箱船」「契約の箱」の両方の意味が含まれています。ならば、妙法は、契約の箱に入った妙なる律法、“モーゼの十戒”なのかも知れません。すなわち、左大文字と船形、妙法の3文字により、エルサレムの神殿に安置された契約の箱、ということになり、鳥居も合わせると、主の命によってエルサレムの神殿に契約の箱を安置した、という意味になってしまいます!本当ですかね?

 そして、大きな右大文字は、磔になった人の形のようにも見えますが、ヘブライの流れから見ると、イエス・キリストということになります!これでは、旧約と新約の神と、神との契約に関わる重要な物を暗示していることになり、大変なことです!こんなことが日本で行われていて、良いのでしょうか?

 

 このような見方は、送り火が点火される順番とは逆方向です。逆と言えば鏡像反転ですが、神社の本殿には必ず鏡があります。その鏡は、このような鏡像反転を暗示しているのでしょうか?

 それに神社では、最も重要な神事は午後8時から行われることが多いのですが、この送り火も、午後8時開始ですね。古事記を見ると、8が大変多く現れますから、どうやら日本では、8が聖数扱いのようです。

 

 また、嵐山付近では、右大文字が消えかかると鳥居が浮かび上がります。まるで、右大文字の火が鳥居に移ったかのようです。これを鏡像反転すると、鳥居から右大文字へ、となります。すなわち、"YHWH"からイエスへ、ということです!

 この地域は秦氏という古代の大豪族の本拠地で、近くには秦氏の総本山とされる松尾大社があります。“秦”という漢字には、“機物(はたもの)”という意味があります。これは、布を織る道具や織物という意味の他に、“磔用の刑具”という意味もあります…。秦氏とイエス、何か関係があるのでしょうか?また、“松尾”は“マッツォ”に通じ、マッツォはヘブライ語で酵母の入っていないパンのことです。そして、松尾大社はお酒の神様です。パンと酒と言えば、キリスト教の聖体拝領が思い浮かびますが、考え過ぎでしょうか?

 また、送り火は最初からこの5つだったわけではありません。明治以前には、い、一、などもあったそうです。それが現在の5つになったのは、やはり何か、意味があるのでしょう。

 

 しかし、灯火を焚いたのは仮庵祭だけではありません。人類初の文明、シュメールでは、神々の星が天空に現れると、神々を地上に迎えるために篝火が点火され、シュメール全土が光り輝いたといいます。その光に呼び寄せられるように、神々は天から降臨してきたというのです。そうすると、これもまた、送り火が迎え火となって鏡像反転です。

 ヘブライもシュメールも中近東です。真相は、どうなのでしょうか?

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